勝手気ままにショートエッセイ

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パーティー券のキックバックで日本の政治は危機に陥っている。

自民党派閥のパーティー券のキックバックのことで世間は持ち切りですね。

 

この数億円とも言われるキックバックは「袖の下」なのでしょうか、それとも浄財なのでしょうか

 

悪代官が「駿河屋お前も悪よのう」と言いながら差し出された千両箱をなでる場面が浮かんでしまいます。

 

パーティー券を大量に購入した者の思うように政治が操られていないか?心配です。

 

個人ではパーティー券を大量購入なんてできないでしょうから、購入者は企業経営者がほとんどでしょう。

 

「この政治家の政治信条に惚れた。」と見返りを求めず投げ銭をする政治家推しもいるでしょうが少数でしょう。

 

立ち場状の付き合いで買わなければならない企業経営者もいるでしょう、でもそういう方は大量購入はしません。

 

やはり、目先の利益か、先々の利益かは別として、政治家とのパイプはつないでおいて、いざという時に「先生お願いします。」ということではないでしょうか?

 

金権腐敗政治を無くすために政治資金規正法が作られたのですから、厳しく運用するなり、改正するなりしてパーティー券収入は明朗会計にする必要があります。

 

また、キックバックに関与して捜査対象になる自民党議員がどこまで広がるかは大きなポイントです。特捜が徹底的に究明していくにしても、捜査対象になるような方は閣僚や党幹部には相応しくないから下ろされるでしょうし、たとえ議員個人が立件されなくても脱税で摘発されれば議員でいることも難しくなることもあるでしょう。

 

憲法の第68条で過半数未満であれば国会議員でない民間人も国務大臣に任命できるとされているから、大学教授とか経済界の有識者とかが閣僚の穴を埋めるにしても、この国の舵取りが不安になる大変な事態であることは間違いありません。

 

しかし、あまりにも時代がかった、古い腐敗の構図に、「まだこんな事やってんのか」と怒りさえ感じます。

 

とにかく、次の選挙では清き一票を投じよう、とつくづく思います。